チェンマイ(英語表記)Chiang Mai

デジタル大辞泉 「チェンマイ」の意味・読み・例文・類語

チェン‐マイ(Chiang Mai)

タイ北部の都市チャオプラヤー川の支流ピン川沿いに位置する。13世紀末から16世紀半ばまでランナータイ王国の首都として繁栄した。城壁がある旧市街を中心に100を超える古寺院が残り、同国有数の観光地として知られる。米、煙草大豆落花生を産し、チーク材などの集散地銀細工籐細工をはじめ、伝統的な手工芸品も有名。

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精選版 日本国語大辞典 「チェンマイ」の意味・読み・例文・類語

チェンマイ

(Chiang Mai) タイ北西部の城郭都市。一二九六年から一五五六年まではランナータイ王国の王都チーク材の集散地として繁栄。タイ第一の観光地で銀細工、漆器絹織物、チーク彫刻など家内工業が盛ん。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「チェンマイ」の解説

チェンマイ
Chiang Mai

タイ北部最大の都市で,チャオプラヤー川の支流ピン川のつくる盆地に立地する。チェンマイとは「新しい都城」の意。1296年にランナー王国の始祖マンラーイ王によって創建され,王国の政治,経済,文化の中心として栄えた。16世紀半ばから約200年間ビルマの支配を受け,その末期には荒廃したが,18世紀末からカーウィラ朝のもとで復興,以後バンコク朝の朝貢国となった。20世紀初頭にシャムの地方行政制度に組み込まれて王都としての役目を終えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェンマイ」の意味・わかりやすい解説

チェンマイ
ちぇんまい

チエンマイ

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