ダンノーター城(読み)ダンノーターじょう

世界の観光地名がわかる事典 「ダンノーター城」の解説

ダンノーターじょう【ダンノーター城】

イギリスのスコットランド東北部アバディーン(Aberdeen)の南、ストーンヘブン(Stoneheaven)の町の郊外およそ4kmにある古城。アバディーンから車で40分ほどの距離にある。現在は廃墟となっていて、北海に突き出た三方断崖絶壁の岬に建っている。兵舎厩舎(きゅうしゃ)、礼拝堂跡なども残っている。この城が建設されたのは12世紀ごろである。イングランド王エドワード1世の侵略に抵抗したスコットランドの愛国戦士ウィリアム・ウォレス(William Wallace、1270~1305年)や、スコットランドのメアリー女王も滞在したことがあるという、難攻不落の城塞である。清教徒革命後の1650年、オリバークロムウェル(Oliver Cromwell、1599~1658年)がスコットランドに侵攻した際に戦いの舞台の一つとなった。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android