ダブる(読み)ダブル

精選版 日本国語大辞典 「ダブる」の意味・読み・例文・類語

ダブ・る

〘自ラ五(四)〙 (名詞ダブル」を動詞化した語)
二重になる。重なる。また、重ねる。
※橋(1927)〈池谷信三郎〉四「今度は暗い露路に面した劇場楽屋口が、その部屋情景にかぶさってダブって来た」
野球で、併殺にうちとる。
テニス卓球などで、サーブ二つとも失敗する。
④ 学生間の俗語で、落第する。ドッペる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ダブる」の意味・読み・例文・類語

ダブ・る

[動ラ五]《名詞「ダブル」の動詞化》
二重になる。重複する。同じ物事が二つ重なる。「字が―・って見える」「昨日は会合が二つ―・った」
落第して同じ学年二度する。留年する。「卒業単位が足りなくて一年―・った」
野球で、ダブルプレーをする。「―・られてチェンジとなる」
テニスなどで、ダブルフォールトをする。「サーブを―・る」
[類語]反復循環重複繰り返す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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