ダウン
Down
イギリス,北アイルランド南東部の地区(district council area)。アイルランド語では An Dún。行政府所在地ダウンパトリック。1973年成立。旧ダウン県の一部。ダウン県はアイルランド独立に際してイギリス統治下にとどまったアルスター 6県の一つ。東はストラングフォード湾とアイリッシュ海に面し,北はアーズ,西はカッスルレイ,リスバーン,バンブリッジ,南はニューリー・モーンの各地区に接する。南と西はモーン山地などの丘陵地帯からなり,地区全体がドラムリンで覆われる。地区内のソールは 432年に聖パトリックが布教活動を開始した地。12世紀末からアングロ・ノルマンが侵攻し,ノルマンが築いた城が現存している。チューダー朝後期にはイングランド,スコットランドからの植民が始まったが,この地域は 17世紀のアルスター植民計画のなかに入っていなかったため,大規模な入植はなかった。農業地帯として発展し,カラスムギ,オオムギ,コムギ,干し草などを栽培,生産し,ヒツジ,ブタを飼育する。植林を中心とした林業も盛ん。ダウンパトリックは行政と商業の中心地で,繊維工業も行なわれ,西部のバリーナヒンチでは農業機械,金属工業が行なわれる。南部のニューカッスル,東部のキリリーなどは海浜保養地として知られる。面積 646km2。人口 6万6759(2004推計)。
ダウン
Daun(Dhaun), Leopold, Reichsgraf von
[生]1705.9.24. ウィーン
[没]1766.2.5. ウィーン
オーストリアの軍人。ポーランド継承戦争 (1734~35) ,トルコ戦争 (37~39) ,オーストリア継承戦争 (40~42,46~48) に参加。その後オーストリア陸軍の再編,改革に努め,七年戦争にはオーストリア軍総司令官として参加。 57年コリーン,58年ホーホキルヒでフリードリヒ2世 (大王) を破ってプロシア軍をボヘミアから駆逐したが,60年トルガウの会戦でフリードリヒに敗れた。 62年オーストリア軍事委員会委員長となって,再びオーストリア軍の軍制改革に尽力した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ダウン
〘名〙 (down 「下へ」の意)
②
ボクシングで、競技者の足の裏以外の部分がマットに触れた状態。
ロープに倒れかかったり、立ったまま
グロッキーの状態になることにもいう。
※武州このごろ記(1935)〈北条清一〉自力更生村を訪ねて「ダウンした
ボクサーが試みる必死の最後の
突撃」
③ (②から) 疲労したり、意欲を失ったりして、まいってしまうこと。また、機械などが作動しなくなること。「システムがダウンする」
※
ハッピネス(1973)〈
小島信夫〉三「カンヅメビールを半分行かぬうちにダウンするくせがついた」
④ ⸨
ダン⸩「
ワンダン」「
ツーダン」のように用いて、野球で、攻撃側の選手が何人アウトになっているかを示す語。
⑤
アメリカン‐フットボールで、攻撃チームが行なうゲームの単位。センターの
スナップから
ボールデッドまで。四回の間に一〇ヤード以上前進しないと攻撃権は相手チームに移される。
ダウン
〘名〙 (down)
水鳥の
羽毛の下に生える柔らかいむく毛。羽布団や枕、防寒衣料の詰め物として用いる。他の外来語と複合しても用いる。「ダウンウエア」「
ダウンジャケット」
※赤い雪崩(1968)〈新田次郎〉「一般には、ダウンと呼んでいる羽毛が最高級品だ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ダウン(down)
[名](スル)
1 下がること。また、下げること。「イメージがダウンする」「生産量をダウンする」「スピードダウン」「コストダウン」⇔アップ。
2
㋐ボクシングで、倒れるなどして競技不能の状態になること。「連打を受けてダウンする」「ノックダウン」「スリップダウン」
㋑疲労や病気などで、物事を続けられなくなること。「風邪をこじらせてダウンする」
㋒機械などが故障すること。「システムダウン」
3 ゴルフのマッチプレーや球技などで、リードされていること。⇔アップ。
4 《「ダン」とも》野球で、1イニング中のアウトの数。死。「ツーダウン、フルベース」
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出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
ダウン
生年月日:1705年9月24日
オーストリアの軍人
1766年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報