ダイミョウチク(読み)だいみょうちく

世界大百科事典(旧版)内のダイミョウチクの言及

【ナリヒラダケ(業平竹)】より

…とりわけ枝を抱きかかえるような姿はいじらしく,庭に植えて愛用される。近畿では,この姿をたたえてダイミョウチク(大名竹)とよばれる。関東以南に広く観賞用に栽培され,中国,台湾にもある。…

【メダケ(女竹)】より

…イネ科の大型のササ。タケの名をもつが竹の皮が長いあいだ,稈(かん)につくところから,植物学上はササに分類される。とりわけ若竹の竹の皮は白くて美しい。川端によく育つので,川竹(かわたけ)ともいう。大きいものは稈の直径3cm,高さ8mにもなる。節ごとの枝の数は3~7本。花穂は茎の節に密につき,おしべは3本。材は笛の重要な素材で,壁の下地にも用いる。産地は日本では中部以南の各地。中国では名笛竹とよばれ,笛の貴重な素材とされる。…

※「ダイミョウチク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」