タンパク(蛋白)質工学(読み)たんぱくしつこうがく

百科事典マイペディア 「タンパク(蛋白)質工学」の意味・わかりやすい解説

タンパク(蛋白)質工学【たんぱくしつこうがく】

プロテイン・エンジニアリングとも。天然の生物がつくるタンパク質の構造の機能を解析し,人為的な改変を加えた人工タンパク質を分子設計遺伝子工学の手法を用いて作り出す技術。遺伝子工学から発展してきた技術の一つで,有用酵素の改良,医薬の開発などに応用されているほか,タンパク質の働きを解明する基礎研究上の重要な手法として,生化学分子生物学で用いられている。
→関連項目プロテアーゼ阻害剤

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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