タルカ(英語表記)Talca

デジタル大辞泉 「タルカ」の意味・読み・例文・類語

タルカ(Talca)

チリ中部、マウレ州の都市首都サンティアゴの南約240キロメートルに位置する。農業地帯の中心地で、ワイン産地としても名高い。1818年、B=オイギンスがスペインからの独立を宣言した。

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改訂新版 世界大百科事典 「タルカ」の意味・わかりやすい解説

タルカ
Talca

チリ中央部,マウレ地域(第7地域)の主都人口19万2414(2004)。中央農業地帯の中心の一つ。周辺農村では小麦などの穀物,野菜,リンゴなどの果物が生産される。牧畜(牛,羊など)も盛ん。工業としては,精糖,食品加工業,マッチ製造など。外港コンスティトゥシオン。1692年に建設され,1818年2月2日この地でチリの独立が宣言された。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「タルカ」の意味・わかりやすい解説

タルカ
たるか
Talca

南アメリカ、チリ中部、第7地域(マウレMaule)の首都。サンティアゴの南方258キロメートルに位置する。人口20万3231(2002国勢調査速報値)。中央農業地帯の中心地の一つで、小麦、豆類、ブドウなどを集散し、ウシヒツジなどの牧畜が盛んである。食品、衣料、マッチなどの工業も立地する。外港のコンスティトゥシオンConstitucionへの鉄道のほか、南北に幹線鉄道とパン・アメリカン・ハイウェーが通じる。1692年に建設され、1818年2月、独立の父オヒギンズがスペイン軍との対戦中に、この都市で独立の宣誓を行った。

[細野昭雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タルカ」の意味・わかりやすい解説

タルカ
Talca

チリ中部の都市。首都サンチアゴの南南西約 250km,海岸山脈アンデス山脈にはさまれたチリ中央低地帯にあり,マウレ川に近い。 1692年建設。 1742,1928年の地震で大破したが,のち再建。同国最大のブドウ栽培地帯にあり,ワインのほか,マッチ,靴,ビスケット,チョコレートなどの製造が行われる。パンアメリカン・ハイウェーとチリ縦貫鉄道が通り,東西へ鉄道支線が分岐するほか,アンデスを越えてアルゼンチンへ通じる道路の起点となっている。人口 16万 4492 (1992推計) 。

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百科事典マイペディア 「タルカ」の意味・わかりやすい解説

タルカ

南米,チリ中部,サンティアゴの南約240kmにある都市。農業地帯の中心で,小麦,ブドウ酒などの集散地。1692年創設。1818年当市でチリの独立が宣言された。1928年に大震災にあったが,近代都市として再建。22万651人(2013)。

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