タイプライタ(英語表記)typewriter

翻訳|typewriter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイプライタ」の意味・わかりやすい解説

タイプライタ
typewriter

印字機。指でキーを打つことによって,紙に文字を印字するようになっている。欧文和文の2種類があるが,欧文タイプライタは,1714年イギリスの H.ミル特許権を得た印字機に始り,1873年アメリカのレミントン父子商会で実用品として商品化された。以来事務能率の増進のたてまえから,構造機能に改良が加えられ,迅速な印字,鮮明で読みやすい文字,大量複写もできるなどの改良が達成された。事務室用の標準型をはじめ携帯用,電動式,自動式,無音式のほかに,キーにかたかなを取付けた,かな文字用,テープ式の送受信用のものなどがある。また和文タイプライタは 1914年杉本京太が発明した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android