日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゾノトラ石」の意味・わかりやすい解説 ゾノトラ石ぞのとらせきxonotlite 繊維状結晶の集合体で、変成した塩基性岩やスカルン中に脈をなしたり、浅熱水性鉱脈鉱床中に脈石鉱物として産する。外観の似た珪灰(けいかい)石、ペクトライトとは肉眼での区別は困難であるが、それらより硬くて粉末になりにくいこと、劈開(へきかい)の性質の違いから識別できることもある。英名は原産地メキシコのプエブラ州テテラ・デ・ソノトラTetela de Xonotlaに由来する。[松原 聰][参照項目] | 塩基性岩 | 珪灰石 | スカルン鉱物 | 熱水鉱床 | 劈開 | ペクトライト[補完資料] | ゾノトラ石(データノート) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例