ソーシャル・ダンピング(読み)そーしゃるだんぴんぐ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソーシャル・ダンピング」の意味・わかりやすい解説

ソーシャル・ダンピング
そーしゃるだんぴんぐ
social dumping

劣悪な労働・社会条件によって生産コストを引き下げた製品を、他国輸出、廉売すること。

[編集部 2022年10月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ソーシャル・ダンピング」の意味・わかりやすい解説

ソーシャル・ダンピング

ダンピングの一形態。労働者の低賃金,長労働時間,社会政策的施策の貧困など劣悪な労働条件によって商品コストを引き下げ,著しく廉価で輸出すること。第1次大戦後の日本綿製品の廉価輸出は,英国紡績業者の原綿買入価格を下回るほどで,〈日本ダンピング〉として非難された。

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