ソポト(英語表記)Sopot

デジタル大辞泉 「ソポト」の意味・読み・例文・類語

ソポト(Sopot)

ポーランド北部の都市グダニスクグディニアの間に位置し、合わせて「三連都市」と呼ばれる大都市圏形成。19世紀より海岸保養地として知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソポト」の意味・わかりやすい解説

ソポト
Sopot

ポーランド北部,ポモルスキェ県の港湾都市。ドイツ語ではツォポト Zoppot。バルト海のグダニスク湾沿岸,グダニスクグディニャの中間に位置し,「3都市」 Trójmiastoと呼ばれる都市群を形成する。 13世紀頃からの集落で,18世紀には漁村であったが,1807年にグダニスク自由市の一部とされてから保養地,海水浴場として発展。 1901年に都市権を得たが,1919年のベルサイユ条約で再度グダニスク自由市の一部となった。 1945年にポーランドに帰属。広大な砂浜とバルト海最長の桟橋のある海水浴場,塩浴を利用した保養所,レクリエーションセンターなどをもつ,ポーランド有数の観光都市・リゾート地となっている。毎夏開催される歌謡フェスティバルも有名。人口4万 1927 (2002) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ソポト」の意味・わかりやすい解説

ソポト

ポーランド北部,グダンスク湾岸の都市。グダンスクの北北西約12kmにある保養地でグダンスク連合都市を形成。科学・文化中心。4万人(2006)。
→関連項目グディニャ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のソポトの言及

【グディニャ】より

…人口25万1400(1995)。グダンスクの北15kmにあり,中間のソポトと3市の市街地がベルト状に連なっている。1920年までは人口1300人の小さな漁村にすぎなかったが,ポーランドがドイツ支配下のダンチヒ(現,グダンスク)に対抗するため建設した新しい都市で,海洋関係研究機関,海軍基地をもち,ポーランド有数の港湾に発展した。…

【ポモジェ】より

… ポモジェ地方は東西に二分され,東ポモジェは北部最大の工業・港湾都市グダンスクを中核に,人口4万3600(1995。以下同じ)の保養都市ソポトと北の港湾都市グディニャの市街地はひと続きとなっており,トルイミアストと呼ばれる。資本主義諸国への北の表玄関として発展している。…

※「ソポト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android