世界大百科事典 第2版 「ゼラフシャン[川]」の意味・わかりやすい解説 ゼラフシャン[川]【Zeravshan】 中央アジア,タジキスタン共和国とウズベキスタン共和国にまたがる川。ウズベキスタン語でザラフションZaravshon。長さ877km,流域面積1万7700km2。タジキスタン領内のイグラ峰(5301m)にかかるゼラフシャン氷河に発し,断層線谷を西流してペンジケント付近で大きな扇状地を形成して平野に出る。サマルカンド付近では分流し,さらに合流してブハラの下流カラクリ付近で砂漠中に消える。中・下流はオアシスの水路網が複雑に入り組み,カッタクルガンその他には貯水池がつくられている。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報