ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼムストボ」の意味・わかりやすい解説
ゼムストボ
zemstovo
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ロシアの地方自治会。最初16世紀にイワン4世により徴税のための手段としてつくられたが、近代に入ってからは1864年に、アレクサンドル2世によって大改革の一環として組織された。議会と役所をもち、県と郡に設けられ、議員は地主、都市の住民、村団から別々に選挙され、議長は県および郡の貴族団長が兼ねた。仕事のおもな内容は、〔1〕道路および橋の整備と維持、〔2〕保健と初等教育、〔3〕農、工、商業の振興、〔4〕貧民救済と飢饉(ききん)の際の食料の供給などであった。このゼムストボは、不完全ながらロシアにおける最初の本格的地方自治の機関であり、しかもそこに農民が地主と同席したことは画期的であった。1880年代以降になると、自由主義的傾向の教師、医師、技師がここを本拠に仕事をした。
[外川継男]
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…これにより彼は,後世〈解放皇帝〉と呼ばれるようになった。次いで64年にはゼムストボと呼ばれる地方自治会を新たに設立し,貴族のみか農民にもその代表を地方議会へ選出する権利を認めた。また同年司法制度の改革を行い,法の前の万人の平等の原則を打ち出し,公開裁判や弁護士・陪審員制度なども取り入れた。…
※「ゼムストボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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