ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼムスキー・ソボール」の意味・わかりやすい解説
ゼムスキー・ソボール
zemskii sobor
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16、17世紀にロシアで行われた身分制議会。全国会議と訳される。各身分の代表の意見を聞き、政府への支持を求めるため開かれた。1549年にイワン4世(雷帝)が招集した会議を初めとする。定期的でなく、必要に応じツァーリ(皇帝)の命令により、貴族会議、聖職者会議の構成員、政府高官と士族、大商人の代表を招集して開かれた。審議の対象は、ツァーリ選出、国内改革、宣戦・講和などの対外政策、新規課税、一揆(いっき)対策などであった。もっとも頻繁に開かれ、重要な役割を果たしたのは、17世紀初めの動乱時代からロマノフ朝初代のミハイルの時代である。歴代のツァーリは、不規則な諮問機関として利用するにとどまり、明確な組織、権限をもつことなく、絶対主義への移行とともに消滅した。
[伊藤幸男]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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