セン・あおる・さかん(漢字)

普及版 字通 の解説


14画

[字音] セン
[字訓] あおる・さかん

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(扇)(せん)。〔説文新附〕十上に「(しせい)なり」とあり、〔詩、小雅、十月之交〕「妻(えんさい)(さか)んに方(まさ)に處(を)る」の句を引く。字はまたに作り、は後起の字。いま動の字にこれを用いる。

[訓義]
1. あおる、火をあおる。
2. そそのかす、おだてる。
3. さかん、火勢がさかん。

[古辞書の訓]
名義抄 サカリナリ・サカユ 〔字鏡集〕 サカリナリ・モユ・ナカラカナリ・サカエ

[語系]
sjianは同声。は火勢をって盛んにすることをいう。みなの声義を承ける。語彙は扇字条参照。

[熟語]

[下接語]
・駆・鼓・交・構・息・波・揺・連

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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