セント・ジョンズ(カナダ)(読み)せんとじょんず(英語表記)Saint John's

翻訳|Saint John's

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

セント・ジョンズ(カナダ)
せんとじょんず
Saint John's

カナダ、ニューファンドランド州南東部の都市で、同州州都。人口9万9182、大都市圏人口17万2918(2001)。大西洋に面した港があり、周囲を山に囲まれている。この港は1497年にG・カボートにより発見され、タラ漁の中心地として発展、16世紀にはヨーロッパ諸国の漁船基地となった。今日では北大西洋防衛上の重要な港であるが、経済上の重要性は失われつつある。また、1901年、G・マルコーニがここで大西洋横断無線電信を最初に受信するなど、多くの歴史的事件の場でもあった。

[山下脩二]

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百科事典マイペディア の解説

セント・ジョンズ(カナダ)【セントジョンズ】

カナダ,ニューファンドランド・ラブラドル州の州都。ニューファンドランド島東端に位置する州最大の都市で,グランド・バンクスの大漁場を控え,世界的な大漁港があり,水産加工業が盛ん。ビール木材などの工業もある。10万6172人(2011)。

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