セントレックス(英語表記)centrex

デジタル大辞泉 「セントレックス」の意味・読み・例文・類語

セントレックス(Centrex)

名古屋証券取引所が平成11年(1999)に開設した新興企業向けの株式市場既存市場より上場基準は緩やかで、成長が期待される企業を対象とする。名証セントレックス。→新興市場

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「セントレックス」の意味・わかりやすい解説

セントレックス
centrex

事業所内の交換接続用電話交換機には,構内交換機PBX。private branch exchangeの略)や事業所集団電話交換機(CES。centralized extention systemの略)がある。CESはいくつかの構内交換機能を一つの交換機に集合するとともに,外線から内線へも直接ダイヤル接続できるダイヤルイン機能をもたせたもので,これをセントレックス,あるいはビル電話などと呼んでいる。

 セントレックスの特徴は,高層ビルなどの局地的な高密度電話需要に有効に対処できること,従来事業所ごとに設置していたPBX設備を集約することによる通信設備や床面積節減,自動ダイヤルインにより交換手を不要とすることなどである。機能的には個別に設置するPBXと同等に,それぞれの事業所に個別の各種交換サービスが実行可能である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

株式公開用語辞典 「セントレックス」の解説

セントレックス

セントレックス(せんとれっくす)は、名古屋証券取引所の新市場。中堅中小企業は、地域経済に密着するとともに、機動性柔軟性、創造性を発揮し、地域経済のダイナミズム源泉として期待されており、このような 中堅・中小企業が活躍することで、地域経済の活性化の牽引力となり、様々な場面で地域社会に大きく貢献することを目的として、平成11年10月1日に市場 が創設された。名古屋証券取引所は、 中堅・中小企業の育成・支援を通じて中部地域の経済活性化に寄与するために、資金調達力や収益力等について揺籃期にある中堅・中小企業に対し新たな資金調達手段を提供するとともに、投資家に新たな投資機会を提供することをコンセプトとしている。第一号銘柄として、平成13年7月19日に「エムジーホー ム」(銘柄コード8891) の取引が開始された。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android