セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群(読み)セルギエフポサドのトロイツェセルギーだいしゅうどういんのけんぞうぶつぐん

百科事典マイペディア の解説

セルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院の建造物群【セルギエフポサドのトロイツェセルギーだいしゅうどういんのけんぞうぶつぐん】

ロシアの首都モスクワの北東に位置する古都。1345年にセルギー・ラドネシスキーによって木造の教会が建てられたのが起源で,その後,弟子たちによって増築されて発展した。セルギーは死後,理念を広めた功績により聖人に列せられた。15世紀以降,修道院皇室庇護のもとに発展し,ロシア正教の重要な拠点になった。1422年の建立でセルギーの棺を安置するトロイツキー聖堂,1559年イワン雷帝の命により,26年の歳月をかけて建設されたウスペンスキー聖堂やセルギエフ聖堂などがある。1993年世界文化遺産に登録。

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