セリアル

百科事典マイペディア 「セリアル」の意味・わかりやすい解説

セリアル

穀物の加工食品。コーンフレークスオートミールのほか,コムギオオムギなどの加工品もあり,ビタミンやミネラルが強化されたものが多い。牛乳や砂糖をかけるだけで手軽に食べられ,欧米では朝食に広く利用されている。最近は日本でも様々な種類のセリアルが出回っている。
→関連項目食物繊維

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世界大百科事典 第2版 「セリアル」の意味・わかりやすい解説

セリアル【cereals】

本来はコムギ,オオムギ,エンバクトウモロコシその他の穀物を指すが,現在ではその加工品でそのまま,あるいは簡単に調理して食べる食品をいうことが多い。オートミールやコーンフレークが代表的なもので,ほかにトウモロコシ,コムギ,米の膨焼品であるパフドコーンパフドウィートパフドライスなどもある。いずれもふつうビタミンとミネラルが強化されており,煮たり牛乳をかけるなどして食べる。【平野 雄一郎】

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世界大百科事典内のセリアルの言及

【麦】より

…反対に麦わらをたくと7代貧乏するともいい,それだけ麦が重要だったといえよう。【飯島 吉晴】
[象徴としての麦]
 米や麦を総称する英語セリアルcereal(穀物)が,ローマの古い豊穣(ほうじよう)神ケレスに由来するように,麦類を中心とした古代西洋の穀物は地霊あるいは地母神の恵みであった。したがって,麦は収穫の象徴であり,ケレスのほかにギリシアのデメテル,アルテミス,エジプトのイシスなどの持物とされた。…

※「セリアル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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