百科事典マイペディア 「スレイマン[1世]」の意味・わかりやすい解説 スレイマン[1世]【スレイマン】 オスマン帝国第10代のスルタン。父セリム1世の跡を継ぎ1520年即位。46年間の治世は帝国の最盛期であった。内政面では封建制度・教育制度・法制を確立し,正規軍を増強し,文運の隆盛を招いた。外交面では,1521年のベオグラード,1522年のロードス島攻略に始まる13回の遠征を行い,とくに1529年のウィーン包囲はヨーロッパ世界を震撼させた。16世紀中期のヨーロッパ政局に大きな発言力をもった。→関連項目フェルディナント[1世] 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報