スルマ川(読み)スルマがわ(英語表記)Surma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スルマ川」の意味・わかりやすい解説

スルマ川
スルマがわ
Surma

インド北東部,アッサム州からバングラデシュにかけて流れる川。広義には,マニプル州に発するバラク川の本支流をさすが,現在はその一支流だけをさす。世界最多雨地の一つとして知られるメガラヤ州カーシ丘陵,およびその東に続くバレイル山脈南面の降水を集め,急流をなしてバングラデシュ東部の平野に南下し,流路を西に変え,スナムガンジ付近で南流してバラク川と合流。この付近から下流メグナ川となり,ダッカ南東方でガンジス川に合流。バングラデシュ北東部を灌漑し,水運も盛ん。中流部のシレットは水陸交通の要地。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android