スリー・オン・スリー(読み)すりーおんすりー(英語表記)three on three

知恵蔵 「スリー・オン・スリー」の解説

スリー・オン・スリー

米国で、草野球のように草の根的なスポーツとして自然発生的に誕生した。広場・公園や駐車場などのゴールを設置したコートで、性別、年齢、技術、レベルを問わず、3人対3人でゲームを行う。屋外でプレーしているところからストリートバスケットともいわれる。セルフジャッジ方式が原則。スポーツメーカーなどの企業主催の大会が多く開催され、ブロック・全国・国際大会へと発展し、審判制を取り入れ、大会ごとに試合時間・得点などのルールを決定。NBA主催の大会も日本で行われている。共通のルールは、コートの半分を使用、攻撃側がシュートを決めたら攻守を交代し、守備側だったチームは中央へ一度戻り攻撃を開始する。近年、日本でも米国のように公園などにバスケットボールコートが多く設置され、集まった人たちでスリー・オン・スリーを楽しむ光景が見られるようになった。

(中川昭 筑波大学(体育科学系)教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

百科事典マイペディア 「スリー・オン・スリー」の意味・わかりやすい解説

スリー・オン・スリー

3人対3人で行う変形バスケットボール。米国ではいたる所で見られるストリート・バスケット。ゴールは一つで,通常のコートの半分またはフリースローレーンの広さがとれれば競技可能。得点時や防御側によるボールカット時に攻守交代し,中央に戻りスローインする以外はほぼ正規のルールに従う。スローインの場所はセンターサークル内,もしくはハーフラインサイドラインの交差するコーナーの外からが普通。反則についてはあまり厳しいものはなく,時間も双方のチームの取り決めによる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android