スラブ舞曲(読み)スラブブキョク(英語表記)Slovanské tance

デジタル大辞泉 「スラブ舞曲」の意味・読み・例文・類語

スラブぶきょく【スラブ舞曲】

原題、〈チェコSlovanské tanceドボルザーク管弦楽曲。1878年に第1集、1886年から1887年にかけて第2集を作曲。各8曲で構成される。最初四手のピアノ作品として作曲され、後に管弦楽版が出版された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スラブ舞曲」の意味・わかりやすい解説

スラブ舞曲
すらぶぶきょく
Slovanské tance

チェコのドボルザークが作曲したピアノ連弾曲集。第一巻(作品46)は1876年に出版、第二巻(作品72)は86年に出版された。ブラームスの『ハンガリー舞曲』集に刺激を受けて作曲したもので、いずれも八曲からなる曲集は初演当時から好評を博し、作曲者自身によって管弦楽用に編曲された。スラブの民族舞曲や民謡を取り入れた民族色濃い作品で、現代では演奏会のアンコール曲として演奏されることが多い。

[三宅幸夫]

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