スペクトログラフ(読み)すぺくとろぐらふ

デジタル大辞泉 「スペクトログラフ」の意味・読み・例文・類語

スペクトログラフ(spectrograph)

分光器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のスペクトログラフの言及

【音声学】より

…(1)の調音音声学は調音活動の観察や実験を通し19世紀末からH.スウィート,ジーフェルスE.Sievers,O.イェスペルセンなどにより綿密に研究され科学として確立されるにいたった。(2)の音響音声学は以前からオシログラフのような器械を使用してきたが,第2次大戦中にスペクトログラフspectrograph(商標であるソナグラフの名が使われることがむしろ多い)という音響分析装置が開発されてから長足の進歩をとげた。(3)の聴覚音声学は主要な部門であるが研究は端緒についたばかりである。…

【ソナグラフ】より

…第2次世界大戦中に開発された音響分析器械で,発話における言語音声(音声学)のように,短い時間に次々にその構成要素が変わっていく音を分析するのには便利な装置である。正式には音声スペクトログラフsound spectrograph,また通称単にスペクトログラフとも称し,これによって得られる図形をスペクトログラムspectrogramというが,しばしばその商品名であるソナグラフの名で呼ばれ,その図示をソナグラムsonagramという。 図1は母音[a]のソナグラムを示している。…

※「スペクトログラフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」