スプートニク1号(読み)スプートニクいちごう

旺文社世界史事典 三訂版 「スプートニク1号」の解説

スプートニク1号
スプートニクいちごう

人工衛星

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のスプートニク1号の言及

【宇宙開発】より

宇宙飛行人工衛星ロケット
【宇宙への進出】
 宇宙開発が大きな課題として認識されるようになったのは,1957年に始まった国際地球観測年を契機としてであり,ここにおいて全世界的な事業として宇宙空間の観測を主とするこの分野の研究が取り上げられた。そして具体的に人類の宇宙への進出の第一歩となったのは,この期間の57年10月4日にソ連(現ロシア)が打ち上げた人類初の人工衛星スプートニク1号であり,初めて人工衛星による地球の周辺の空間の観測が行われた。続いてアメリカが打ち上げたエクスプローラー1号は,スプートニクより高い高度を飛ぶ人工衛星となり,これによる観測で地球を取り巻く放射線帯(バン・アレン帯)が発見された。…

【人工衛星】より

…広義には惑星,主として地球のまわりを周回する人工の物体を指す。通常はそれらの中でも具体的な目的をもつものを指し,使用ずみロケットおよびそれらの破片などは浮遊物として区別する。
[歴史]
 人工衛星の原理的な構想は,19世紀後半にまでさかのぼり,ロシアのK.E.チオルコフスキーがロケットを使用して宇宙船を打ち上げるという構想を発表したことに始まる。その後20世紀に入ってからも,H.オーベルト,R.ゴダードらによる研究が行われたが,第2次世界大戦中に,W.vonブラウンがV2ロケットを開発するに至り,打上げ手段の点で急速に実現に近づいた。…

※「スプートニク1号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」