スピロペンタン(読み)すぴろぺんたん

世界大百科事典(旧版)内のスピロペンタンの言及

【スピラン】より

…二つの環が同一平面上にないため,適当な位置に置換基を有する場合には分子不斉が生じ,互いに空間的に重ね合わすことのできない1対の対掌体が存在し,これらは光学活性体に分割できる。最も簡単なスピランは,スピロペンタンであり,1,1‐ジ(ブロムメチル)シクロプロパンを亜鉛で脱ブロムすることにより得られる。スピランの命名法では,骨格全体の原子数に相当する炭化水素名に,二つの環のそれぞれの構成原子数より1(中心原子分に相当)を減じた数を接頭語的に加えて,たとえば,スピロ[4.5]デカンのように命名する。…

※「スピロペンタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android