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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
イギリスの女流作家。エジンバラに生まれ,同地の女学校を出たのち中央アフリカに赴く。1938年結婚(のち離婚),1児の母。第2次大戦中は外務省政治情報部に勤務,51年商業主義的クリスマスを諷した短編で文壇に登場したが,貧窮と神経症とに苦しみ,53年ローマ・カトリックに改宗。長編《慰める人々》(1957)でようやく認められ,70歳以上の老人ばかりの孤独な世界を描いた《死を忘れるな》(1959),ロンドンの独身者たちのグロテスクな世界を描いた《独身者たち》(1960),故郷エジンバラの女学校を舞台に,生徒に生きがいを授けるのに夢中な老嬢を描いた《ミス・ブローディの青春》(1961。1969年映画化,1978年テレビ・ドラマ化)など,一見残酷とも思われる笑いと洞察を生かした秀作をやつぎばやに発表して文壇的地位を確立した。その後も《マンデルバウムの門》(1965),《運転席》(1970),《面会謝絶》(1971)などを発表。その簡潔な文体と着想の秀逸さは現代イギリス文学の白眉である。
執筆者:鈴木 建三
ベルギーの政治家。1932年労働党(1940年以後社会党と改称)から下院議員に選出され,以後引退するまでベルギーの内政・外交を指導した。ゼーラント内閣の運輸・逓信相(1935-36),外相(1936-37)として,ベルサイユ条約で放棄した伝統的な中立政策への復帰を推進し,続いて首相(1938-39),外相(1939),第2次大戦中,ロンドン亡命政権の外相兼労働相を歴任。戦後帰国し,外相(1944-46),社会党単独内閣首相(1946),外相(1946-47),第2次連立内閣(社会党,キリスト教社会党)首相(1947-49),外相(1954-58),ルフェーブル=スパーク内閣副首相兼外相(1961-65)を務め,66年引退。またこの間,第1回国連総会(ロンドン,1945)議長,ヨーロッパ会議議長(1949-51)などを歴任,第2次大戦後のベルギーの集団安全保障,ヨーロッパの統合に尽力した。
執筆者:栗原 福也
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1899~1972
ベルギーの政治家。第二次世界大戦中はロンドンに置かれた亡命政権の首相。戦後は外相から首相となり,国王レオポルド3世の復帰に反対。ヨーロッパ統合の推進役を務め,ヨーロッパ経済協力機構(OEEC)議長,北大西洋条約機構(NATO)の事務局長などを歴任した。
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…ところが大気に加わる電位差が1mあたり5×105Vをこえると,この絶縁が破壊され(大気の電離破壊が起こり),火花がとんで,瞬間的に電流が流れる。この種の放電を火花放電,スパークとよぶ。自然が起こす火花放電が雷で,このとき放射される光が電光,稲妻,あるいは稲光lightningで,音が雷鳴thunderである。…
※「スパーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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