スネル(Willebrord Snell)(読み)すねる(英語表記)Willebrord Snell

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

スネル(Willebrord Snell)
すねる
Willebrord Snell
(1591―1626)

オランダ天文学者物理学者ライデンに生まれる。1613年、父ルドルフRudolph Snell(1546―1613)の後を受けてライデン大学数学教授となる。1620年、光の屈折法則スネルの法則)を実験的に発見したが、論文としては公表せず、のちにデカルトが理論的に屈折の法則を論じたのを機会に、世に知られるようになった。また、地球の上の2点の距離測定に三角測量を初めて適用したことでも知られている。ライデンで没した。

[辻内順平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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