スナビキソウ(砂引草)(読み)スナビキソウ(英語表記)Messerschmidia sibirica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スナビキソウ(砂引草)」の意味・わかりやすい解説

スナビキソウ(砂引草)
スナビキソウ
Messerschmidia sibirica

ムラサキ科多年草アジアヨーロッパ温帯から暖帯に分布し,日本各地の海岸砂地に生える。地下茎を長くはわせて繁殖する。茎は高さ 30~50cmほどで直立して多数に分枝し,葉とともに細かい毛をつける。葉は4~10cmの細いへら形で厚く,柄はない。夏に,枝先に集散花序をなして香りのあるクリーム色の小花を多数つける。和名は地下茎が砂中に長く伸びて繁殖することによる。

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