精選版 日本国語大辞典 「ストークス」の意味・読み・例文・類語
ストークス
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イギリスの物理学者。アイルランドのスクリーンに牧師の子として生まれ,ダブリンの学校を卒業後,イングランドに渡り,1837年ケンブリッジのペンブローク・カレッジに入学,41年に数学学位試験に首席で合格した。49年以降終生ケンブリッジのルーカス教授職にあり,この間85-90年にはローヤル・ソサエティ会長,また87-92年大学を代表して国会議員を務めた。彼の研究は多方面にわたるが,1842-45年には流体力学に取り組み,非圧縮性の流体運動,摩擦のある流体運動の微分方程式を示した。45年には弾性論についての研究もある。以後おもに光学の研究に移り,光の媒質としてのエーテルを流体と弾性体の両方の性質でとらえることにより,光の弾性波動論の立場から光行差を説明,その後も回折,偏光,蛍光,色,複屈折などに関する実験的研究に取り組み,不十分な設備の中で,数多くの精密な測定を成功させた。こうしたストークスの研究により,フランスの数理物理学がイギリスに受容され,ケルビンやマクスウェルの研究に大きな影響を与えた。
執筆者:河村 豊
動粘度(動粘性率)の単位で,記号はSt。1St=1cm2/s=10⁻4m2/s。CGS単位であるので,国際単位系(SI)の単位と併用しないほうがよい。動粘度は流体の粘度を密度で除したものであるから,粘度のCGS単位ポアズ(P=g・cm⁻1・s⁻1)と密度のCGS単位であるグラム毎立方センチメートル(g・cm⁻3)とから,1St=1P/(g・cm⁻3)=1cm2/sのように得られる。名はイギリスの物理学者G.G.ストークスの名にちなんでつけられた。1cSt=0.01Stも使われることが多い。
執筆者:大井 みさほ
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動粘度の単位であるストークの複数形.語源が人名のG. Stokesであるため,わが国では単位の名称として誤用されることが多い.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…動粘度は流体の粘度を密度で除したものであるから,粘度のCGS単位ポアズ(P=g・cm-1・s-1)と密度のCGS単位であるグラム毎立方センチメートル(g・cm-3)とから,1St=1P/(g・cm-3)=1cm2/sのように得られる。名はイギリスの物理学者G.G.ストークスの名にちなんでつけられた。1cSt=0.01Stも使われることが多い。…
…G.G.ストークスによって見いだされたもので,次の二つがよく知られている。(1)粘性流体中をゆっくりと進行する球に働く抵抗に関する法則。…
※「ストークス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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