ステープル・カンパニー(読み)すてーぷるかんぱにー

世界大百科事典(旧版)内のステープル・カンパニーの言及

【カンパニー制度】より

…すなわち,本質的に個別資本の集合体にすぎず,個々の構成員の主体性が維持されているレギュレーテッド・カンパニーregulated company(制規会社)と,出資者の資本を集中して単一の企業活動を行うジョイントストック・カンパニーjoint‐stock company(合本制会社)とである。しばしば〈組合〉の訳語があてられ,中世ギルドの直系といってよい前者は,15世紀にイギリスからの羊毛輸出を握っていたステープル・カンパニーや16,17世紀に北西欧への毛織物輸出を独占した冒険商人組合(マーチャント・アドベンチャラーズ)などに代表されるが,ほかにバルト海貿易を展開したイーストランド会社(1579創設)や1592年に改組されてからのレバント会社(東地中海・トルコ貿易を独占した)などがある。他方,初期のモスコー会社(Muscovy Company,別名ロシア会社,1555設立)やレバント会社(1581年の創設時から92年まで)は合本制をとった。…

※「ステープル・カンパニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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