ステファノス(読み)すてふぁのす

世界大百科事典(旧版)内のステファノスの言及

【錬金術】より

…完全性に向かうこの価値体系は,やがてキリストの死と再生の観念に結びつき,錬金術はますます宗教的色彩の強いものになった。7世紀に出たステファノスStephanosの錬金術的著作は,神への祈りの様相を深め,他方,技術理論的にはますます後退していることが認められる。
[中世]
 (1)アラビア 中世ヨーロッパに定着したキリスト教が,古代ギリシア思想を異端視し,錬金術も黒魔術として排斥したのに対し,7世紀に勃興したイスラム支配下のアラビア世界は,錬金術思想を受け入れた。…

※「ステファノス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」