スコータイ様式(読み)すこーたいようしき

世界大百科事典(旧版)内のスコータイ様式の言及

【スコータイ朝】より

…したがって,この王朝の美術は一般に,タイ国美術史における古典期に相当するといわれる。例えば,スコータイ様式と一般に呼ばれる仏像は,頭上に火炎状のものがとび出し,顔は全体に卵形で,眉毛が弓状をなし,伏し目で,鼻がオウムの口ばしのように,そして唇がうすく微笑をうかべている。このような特徴の仏像が多くつくられたが,この様式の仏像は,当時の諸王がスリランカより上座部仏教を受容したことにより,そのスリランカ仏を模倣したものであった。…

※「スコータイ様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」