スキャット(英語表記)scat

翻訳|scat

デジタル大辞泉 「スキャット」の意味・読み・例文・類語

スキャット(scat)

ジャズなどで、歌詞の代わりに意味のない音で即興的に歌うこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「スキャット」の意味・読み・例文・類語

スキャット

〘名〙 (scat) ジャズなどで、歌詞の代わりに、「ダバディダ」「ルルル」のような意味のない音節を発音して歌うこと。また、その歌。ジャズトランペッターで歌手ルイ=アームストロング創案という。
日本人へそ(1969)〈井上ひさし〉二幕「列車の走行音をスキャットでコーラスしながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「スキャット」の意味・わかりやすい解説

スキャット
scat

ジャズ・ボーカル技巧ひとつで,歌詞をつけず〈ダバディダ…〉とか〈シュビドゥワ…〉といった意味のない音声で即興的に歌うこと。楽器の代りに人声擬音を用いた演奏といってもよい。ルイ・アームストロングが1926年に《ヒービー・ジービーズ》を吹き込んだとき,歌詞を忘れた個所をごまかすために使用したのがかえっておもしろいと評判になり,それから広く行われるようになったとされている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スキャット」の意味・わかりやすい解説

スキャット
scat

ボカリーズ一種で,特別な意味のない音を即興的につないでゆく歌い方。 L.アームストロングが録音中に歌詞を忘れたところから始ったという説もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android