百科事典マイペディア 「ジンバブエ(遺跡)」の意味・わかりやすい解説
ジンバブエ(遺跡)【ジンバブエ】
→関連項目アフリカ|ショナ|ジンバブエ|モノモタパ王国
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翻訳|Zimbabwe
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南アフリカ、ジンバブエ国の南部にある石造建築群で著名な遺跡。1986年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。高さ10メートルぐらいの石壁に囲まれた「神殿」と、そびえ立つ花崗(かこう)岩の巨石を利用した砦(とりで)のような「アクロポリス」、二つを結ぶ谷間に点在する石造建築群「谷の遺跡」の三つで構成される。19世紀中ごろ、ドイツの地理学者カール・マウフKarl Gottlieb Mauch(1837―75)によって発見された。当初、これらはフェニキア人によってつくられたと考えられたが、のちにアフリカ人の手で残されたものとわかった。「アクロポリス」はカランガ人の建てたモノモタパ王国の首都で12~15世紀のもの、「神殿」は、これを滅ぼしたロズウィ人のもので18世紀まで存続していた。
[山下秀樹]
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