ジョンソン宇宙センター(読み)ジョンソンウチュウセンター

デジタル大辞泉 「ジョンソン宇宙センター」の意味・読み・例文・類語

ジョンソン‐うちゅうセンター〔‐ウチウ‐〕【ジョンソン宇宙センター】

テキサス州ヒューストン近郊にある米国航空宇宙局(NASAナサ)の有人宇宙飛行管制基地。宇宙飛行士教育訓練施設も兼ねる。1961年に有人宇宙飛行センターMSC)として建設、1973年改称。スペースシャトルなど有人宇宙船フロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、ジョンソン宇宙センターが管制する。JSC(Johnson space center)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジョンソン宇宙センター」の意味・わかりやすい解説

ジョンソン宇宙センター
ジョンソンうちゅうセンター
Johnson space center

アメリカ航空宇宙局の有人宇宙飛行を行うための総合施設。テキサス州ヒューストンにある。宇宙飛行士の選抜や訓練,宇宙船開発およびテスト,飛行管制など,一切の宇宙関係業務を行う。世界中に配置された追跡ステーションからの情報もこのセンターに集められ,宇宙船の位置速度軌道などを算出する。また飛行船が持帰った資料の受入れ施設なども完備している。

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世界大百科事典(旧版)内のジョンソン宇宙センターの言及

【NASA】より

…国立宇宙技術研究所もかつてマーシャル宇宙飛行センターの一部であったが,74年に独立の組織となり,政府各省が地球観測データをはじめ宇宙技術の成果を利用する研究所となっている。有人宇宙飛行ではもっとも有名なテキサスのジョンソン宇宙センターは1961年に開設,宇宙船と人間の宇宙飛行に必要な技術を開発するほか,有人飛行の管制センターとなっている。これらのセンターに比べるとやや規模の小さいものとして,ドライデン飛行研究施設,ワロップス飛行施設,ホワイトサンズ試験施設などがある。…

※「ジョンソン宇宙センター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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