普及版 字通 の解説
25画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は襄(じよう)。襄は死者の胸もとなどに呪具や祝告の器をつめこんで禳(はら)うこと。襄に、中につめこむものの意がある。〔説文〕十四上に「型を作る中腸なり」とあり、〔伝〕に「の屬を鑄るとき、をしてならしむる、型範中に于(おい)て、に土を作る」という。いわゆる土胎の意。型範と土胎の中間に流しこんで、鋳こみをする。はのち多くいかけて欠を補うことや、ふちどりなどの意に用いる。
[訓義]
1. いがたのなかみのつめもの、内模、土胎。
2. 兵器、鉤の類、中央に外向きの刃を加えたもの。
3. ふちどる。
4. はめる、はめこむ、。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ホコ
[熟語]
▶・嵌▶・金▶・辺▶
[下接語]
鉤・鍾・推
26画
[説文解字]
[字形] 形声
声符は襄(じよう)。〔説文〕五下に「人餉(しやう)を謂ひてと曰ふ」とあり、次条に「餉(しやう)は(おく)るなり」という。〔爾雅、釈詁〕に「は饋(き)なり」とあり、饋餉(きしよう)と同義。農作の人に食をとどけること。また軍糧にもいう。
[訓義]
1. 食をおくる、農作の人に食事をとどける。
2. 兵糧・軍糧としておくる。
[熟語]
饋▶・食▶・道▶
[下接語]
帰・餽・軍・漕・糧
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報