ジョアン(6世)(読み)じょあん(英語表記)João Ⅵ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョアン(6世)」の意味・わかりやすい解説

ジョアン(6世)
じょあん
João Ⅵ
(1767―1826)

ポルトガル王(在位1816~26)。マリア1世の子。ブラガンサ朝第7代の王で、仁愛王o Clementeともよばれる。1792年から母王マリア1世の摂政につく。ナポレオン1世の大陸封鎖令を聞き入れなかったため、1807年フランス軍の侵入を招いた。王室とともにブラジルに亡命したが、20年本国に自由主義革命が起こり、帰国後立憲王制を承認。25年には王子ドン・ペドロを擁立したブラジルの独立を承認した。

[金七紀男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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