日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョアン(3世)」の意味・わかりやすい解説 ジョアン(3世)じょあんJoão Ⅲ(1502―1557) ポルトガル王(在位1521~57)。アビス朝第6代の王で、敬虔(けいけん)王o Piedosoともよばれる。マヌエル1世の子。1536年宗教裁判所を設置してユダヤ人を迫害し、プロテスタント思想の侵入を防止した。設立まもないイエズス会を導入して積極的なカトリックの布教に努め、その保護下にフランシスコ・ザビエルが日本を訪れている。また、その治世下にブラジルでの植民地化が本格的に進められた。[金七紀男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例