日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジュモルチ石」の意味・わかりやすい解説 ジュモルチ石じゅもるちせきdumortierite 微細な柱状ないし針状結晶が集合して塊をなす鉱物。泥質岩起源の結晶片岩や片麻(へんま)岩中に産する。また、熱水交代性のろう石、粘土鉱床中に、葉(よう)ろう石、カオリン鉱物、白雲母(しろうんも)、石英などと産する。ほかに花崗(かこう)岩質ペグマタイト中にもみられる。フランスの古生物学者ジュモルチE. Dumortierにちなんで命名された。[松原 聰][参照項目] | カオリン | 花崗岩 | 結晶片岩 | 白雲母 | 石英 | 片麻岩 | 葉ろう石 | ろう石[補完資料] | ジュモルチ石(データノート) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例