ジャン ティロール(英語表記)Jean Tirole

現代外国人名録2016 「ジャン ティロール」の解説

ジャン ティロール
Jean Tirole

職業・肩書
経済学者 トゥールーズ第1大学教授・産業経済研究所学術担当所長

国籍
フランス

生年月日
1953年8月9日

出生地
トロワ

専門
産業組織論, 規制政策, ゲーム理論, ファイナンス, マクロ経済学

学歴
パリ第9大学,エコール・ポリテクニク(国立理工科学校)卒,マサチューセッツ工科大学

学位
経済学博士(マサチューセッツ工科大学)〔1981年〕

資格
フランス学士院会員〔2011年〕

受賞
ノーベル経済学賞〔2014年〕,フランス国立科学研究センター(CNRS)金メダル〔2007年〕

経歴
1984年マサチューセッツ工科大学准教授、教授などを経て、’92年よりフランスのトゥールーズ第1大学産業経済研究所(IDEI)学術担当所長。2007年フランス政府によって創設されたラフォン基金・トゥルーズ・スクール・オブ・エコノミクス教授。専門分野は多岐にわたり、専門論文は200本を超える。上限価格を設けると過度な利益を認めることになるなど悪い結果をもたらすこともあると主張し、規制や競争政策は産業別に最適なものにすべきだとした。さまざまな産業分野での規制を分析したことで、各国政府の政策に影響を与えた。2007年フランス国立科学研究センター(CNRS)より金メダルを受賞。2011年フランス学士院会員。2014年市場の力と規制に関する分析に対して、ノーベル経済学賞を受賞。邦訳書に「国際金融危機の経済学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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