ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(読み)じゃぱんぷろふぇっしょなるばすけっとぼーるりーぐ

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ
じゃぱんぷろふぇっしょなるばすけっとぼーるりーぐ

日本の男子プロバスケットボールリーグを統括する公益社団法人。英語名称はJapan Professional Basketball Leagueで、略称JPBL。愛称Bリーグ(B.LEAGUE)。事務局は東京都文京区の日本バスケットボール協会(JBA)内にある。2015年(平成27)4月にサッカーJリーグ初代チェアマンであった川淵三郎(かわぶちさぶろう)(1936― )の尽力によって創設された。

 日本の男子バスケットボールリーグは、プロリーグ化を目ざしていたbjリーグ(2005年開幕)とJBL(日本バスケットボールリーグ、2007年開幕。2013年にナショナルバスケットボールリーグ〈NBL〉と改組)の二つのトップリーグが並存する状態に陥り、日本バスケットボール協会は2014年11月にFIBA国際バスケットボール連盟)から会員資格停止処分を受ける事態になった。そこで、2015年1月、両リーグの一本化を目的にジャパン2024タスクフォースが川淵をチェアマンとして発足し、JPBLが設立された。初代理事長は川淵が務めた。

 Bリーグは日本全国から45のクラブチームが参戦し、2016年秋に開幕。クラブライセンス制度を採用し、各クラブ年間約60試合が行われる。プロ選手とアマチュア選手の混在する3部リーグ構成となっている。(1)B1(1部リーグ) プロチームで編成するリーグ(初年度18チーム)で、各チーム2人までのアマチュア登録ができる。(2)B2(2部リーグ) プロチームで編成されるリーグ(初年度18チーム)で、5人以上をプロ登録する必要がある。(3)B3(3部リーグ) プロ、アマチュア混合編成のチーム(初年度9チーム)によるリーグで、アマチュアとして最高峰リーグの位置づけとなる。B3の運営主体はJPBL以外によって行われ、条件を満たすとB2への昇格が可能となる。

[編集部 2019年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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