ジブ

デジタル大辞泉 「ジブ」の意味・読み・例文・類語

ジブ(jib)

起重機などで、重量物を持ち上げるために、動力部から突き出されている腕。
ヨットで、マスト前方に張る三角形の帆。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ジブ」の意味・読み・例文・類語

ジブ

〘名〙 (jib)
クレーンの突き出した腕。
② ヨットでマストの前方に張る三角形の帆。
太陽季節(1955)〈石原慎太郎〉「前帆(ジブ)がゆっくりとはためく」

ジブ

〘名〙 (gib から) 工作機械ベッドまたは固定台とテーブルもしくは運動部の間にはめて摩擦力を加減し、ガタなどを除去するために用いる細長いくさび。ギブかみそりともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のジブの言及

【帆船】より

…ガフとマストの間の三角形の空所を埋めるガフトップスルは軽風用の補助帆でガフセールと組み合わせて使う。 ガフセールと同時代にヨーロッパで発明され普及したもう一つの縦帆はジブである。マストの上部から船首に向かってロープを張ってマストを支えるが,このロープに三角形の帆を掛けるとジブになる(図1-c)。…

※「ジブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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