ジニア(英語表記)Zinnia elegans; zinnia

精選版 日本国語大辞典 「ジニア」の意味・読み・例文・類語

ジニア

〘名〙 (zinnia) キク科ヒャクニチソウ属の属名。また、同属に分類されるヒャクニチソウ、シュクコンヒャクニチソウなど主としてメキシコ原産の植物総称。特に、ヒャクニチソウから改良された園芸品種をいう場合が多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ジニア」の意味・読み・例文・類語

ジニア(〈ラテン〉Zinnia)

キク科ヒャクニチソウ属の植物の総称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジニア」の意味・わかりやすい解説

ジニア
Zinnia elegans; zinnia

キク科の一年草で,メキシコ原産。日本でも古くからヒャクニチソウ (百日草) の名で観賞用に栽培されている。アメリカでおもに品種改良がなされ,多くの園芸品種がつくられている。葉は対生し,長さ5~15cmの三角状長卵形で葉柄はなく,基部は茎を抱く。夏から秋にかけて,枝先に1つずつ頭状花をつける。多くの舌状花と中心部にわずかな管状花があり,花色は紅,紫,赤,黄,白などで,一重咲きのほかに,カクタス咲き,ダリア咲き,スカビオサ咲きなど八重咲きの程度も変化に富んでいる。頭花の大きさも直径3~4cmのものから 10cmをこえるものまである。百日草の名は舌状花が長い間しおれず,長期間観賞できることによる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジニア」の意味・わかりやすい解説

ジニア
じにあ

ヒャクニチソウ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のジニアの言及

【ヒャクニチソウ(百日草)】より

…夏の長い間,美しい花を咲かせつづけるキク科の一年草(イラスト)。ヒャクニチソウ(ジニア)属Zinniaの植物は主としてメキシコに約15種が分布するが,本種は最も大輪で,1862年(文久2)以前にアメリカから渡来したといわれ,チョウキュウソウ(長久草)と呼ばれていた。ウラシマソウ(浦島草)の名もある。…

※「ジニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android