ジェームズ ローゼンクイスト(英語表記)James Rosenquist

現代外国人名録2016 の解説

ジェームズ ローゼンクイスト
James Rosenquist

職業・肩書
画家

国籍
米国

生年月日
1933年11月29日

出生地
ノースダコタ州グランドフォークス

学歴
ミネアポリス美術学校,ミネソタ大学,アート・スチューデント・リーグ

経歴
ミネアポリス美術学校、ミネソタ大学で美術を学んだ後、1955年ニューヨークに移り、看板描きを仕事とする。’60年から作品制作に専念し、’62年ニュー・リアリズム展に出品、同年ニューヨークのグリーン・ギャラリーで初個展を開く。’63年“6人の画家の物体”展に出品。’65年レオ・キャステリ・ギャラリーの壁4面を埋めつくした巨大な作品「F-111」を描き、世界最大のポップアートとして話題を呼んだ。その後、自動車、ファストフード、家電製品など、米国的流通物資群をリアリズムの手法で巨大にコンバインしてきた。一時期、タイムズ・スクエアの超巨大な看板描きを手がけたこともあり、商業広告の技法ファインアート領域に直接転用することの発案者といわれる。他の代表作に「当選大統領」(’60〜61年)、「水のゆくえ」(’89年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

ジェームズ ローゼンクイスト
James Rosenquist


1933.11.29 -
米国の画家。
ノース・ダコタ州グランド・フォークス生まれ。
ミネソタ大学、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグに学び、1962年同地のシドニー・ジャニス画廊の「ニュー・レアリスツ」展に出品、グリーン画廊で初の個展を開き、’63年には「六人の画家と物体」展に出品した。タイムズ・スクエアの仕事の体験から、映画看板やポスターなどの商業主義的イメージを作品に採用して世間の注目を集め、ポップ・アートの代表的画家として活躍した。反戦的表現を持つ「F-Ⅲ」(’65年)はジェット機胴体に植物や少女など映像的イメージをコラージュした壁画的スケールを持つ大作として有名。版画も制作している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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