シンボリズム

精選版 日本国語大辞典 「シンボリズム」の意味・読み・例文・類語

シンボリズム

※比興詩を論ず(1905)〈角田浩々歌客〉三「デカダントといひシンボリズムといひ、仏蘭西独逸にかかる名称を受け若しくは自称し標榜したる詩派の詩論詩品を視るに」

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デジタル大辞泉 「シンボリズム」の意味・読み・例文・類語

シンボリズム(symbolism)

象徴主義

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシンボリズムの言及

【象徴】より

… ところで,20世紀に入って,西欧近代の理性主義的観念体系の根底が批判され,また人間諸科学がめざましく発展すると,言語学や精神分析ないし心理学,民族学=人類学や社会学,美学,芸術学や宗教学などの分野で,〈象徴〉という用語は,以下の記述にみられるように,いっそう多様に用いられるとともに,重要な探究の対象となった。とくに言語学(ソシュール,ヤコブソン,バンブニストら)と精神分析(S.フロイト,ユング,ラカンら)の影響の下に,象徴するものとされるものの自然的対応関係の解釈だけでなく,自然的関係を超えた象徴作用(シンボリズムsymbolism)そのものの探究が深められた。こうして,たとえばレビ・ストロースが,〈社会は,本性として,その慣習,その制度のうちにみずからを象徴的に表出する〉といい,〈すべての文化は,諸々の象徴体系からなる一個の統合体であり,その最前列に言語活動,婚姻規則,経済関係,芸術,科学,宗教が位置する〉(モース《社会学と人類学》への序文)と述べたように,象徴作用の探究は,構造主義や記号論的方法の深化とともに,人間的諸事象(流行や広告,都市化現象や政治言語などにまでいたる)の解明の中心課題の一つとなっている。…

※「シンボリズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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