シンクロトロン軌道放射(読み)しんくろとろんきどうほうしゃ

世界大百科事典(旧版)内のシンクロトロン軌道放射の言及

【シンクロトロン放射】より

…真空中を光速に近い速度で運動する荷電粒子が,磁場により円軌道を描くときにエネルギーの一部を電磁波として放出する現象およびその電磁波のこと。シンクロトロン軌道放射あるいはその英語synchrotron orbital radiationを略してSOR(ソール)とも呼ばれる。1940年代後半に初めて観測され,その後,高エネルギーの円形電子加速器の重大なエネルギー損失機構として,素粒子あるいは高エネルギー物理学実験にとって有害と考えられていた。…

※「シンクロトロン軌道放射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」