シロバナショウジョウバカマ(読み)しろばなしょうじょうばかま

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

シロバナショウジョウバカマ
しろばなしょうじょうばかま / 白花猩々袴
[学] Heloniopsis orientalis (Thunb.) C.Tanaka var. flavida (Nakai) Ohwi

ユリ科(APG分類:シュロソウ科)の多年草。全体はショウジョウバカマに比べやや繊細。葉はやや薄く、縁(へり)はしばしば細かな波状となる。葉の基部紫色を帯びる。花期は3~4月、花は白色で、花期後に緑色になる。関東地方以西の本州四国低地丘陵地の明るい林縁部に生育する。

河野昭一 2018年11月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のシロバナショウジョウバカマの言及

【ショウジョウバカマ】より

…沖縄を除く日本全土および朝鮮に分布する。四国と本州の一部にシロバナショウジョウバカマvar.flavida (Nakai) Ohwi,九州にツクシショウジョウバカマvar.breviscapa (Maxim.) Ohwiが分化している。山草愛好家の間でしばしば栽培される。…

※「シロバナショウジョウバカマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android