シロツメクサ(白詰草)(読み)シロツメクサ(英語表記)Trifolium repens; clover

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シロツメクサ(白詰草)」の意味・わかりやすい解説

シロツメクサ(白詰草)
シロツメクサ
Trifolium repens; clover

マメ科多年草で,ヨーロッパ原産。一名オランダゲンゲ。通常はクローバーの名で呼ばれている。往時オランダ人がガラス器を送るときに詰め物として渡来したという。現在は野生化して日本各地に普通にみられる。茎は地面をはい長柄の3出複葉をつける。花は 10~20cmの花柄に散形について球状になる。個々の花は小さな蝶形花で,色は白色であるが,しばしば淡紅色を帯びる。同属のムラサキツメクサ T. pratenseとともに牧草としても有用である。

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