日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
シューベルト(Gotthilf Heinrich von Schubert)
しゅーべると
Gotthilf Heinrich von Schubert
(1780―1860)
ドイツの自然研究家、哲学者。ザクセン地方の牧師の家に生まれる。ライプツィヒ大学、イエナ大学で医学を専攻。ヘルダー、シェリングの思想の流れをくみ、宇宙を生命ある統一体とみる立場から自然界の諸現象、夢、催眠、動物磁気療法などを論じた『自然科学の夜の側面についての見解』(1808)と『夢の象徴学』(1814)によって、ドイツ・ロマン派の作家たち、とくにクライスト、E・T・A・ホフマンなどに深い影響を及ぼした。
[鈴木 潔]
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